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宮沢賢治研究会

2月第311回例会のご案内(web「例会」の試行について)


開催日 08.gif 令和3年2月6日(土) 開場 08.gif 13:15
web例会 08.gifお問合せフォームより申込者に招待状送付(以下の説明を参照願います。) 開会 08.gif 13:30 終了予定15:00
参加費 08.gif 無料ただし会員限定です。

 宮沢賢治研究会web「例会」等試行のご案内
2020114日宮沢賢治研究会

 宮沢賢治研究会では、隔月の例会に於ける口頭発表と、読書会を交互に開催してまいりましたが、昨年春からの新型コロナウイルス蔓延の影響を受け、例会等の開催が不安定になってしまいました。普通に考えて、しばらくの間これらの抜本的な解決は望めないと見た方が妥当でしょう。
 一方で、社会的には在宅のテレワークや、webの会議やセミナーが言われ、これら窮状を回避する方法が模索されています。対面が困難になってしまった今、新しい方法を探し出して確立することにおいて躊躇は無用です。問題は歩みを進めながら解決すれば良いでしょう。
 巷間話題となっているweb会議は、一面では例会等の要素を包含しています。これを生かさない方法はありません。あるいは、今まで主に東京で開催されていた例会等は、遠方からの参加者に対して工夫の方法がありませんでした。しかし、ネットを行き交う音声や画像の状況は格段に改善し、新しい局面を提案しています。
 関係者のご協力を得て、2月の例会をweb上で開催しようと考えています。ディジタルデバイドから始まり未解決の問題もまだまだたくさん数えられるので、当座は未完成の状態をお許しいただき、試行錯誤の一貫としての開催を許容願いたくお願い申し上げる次第です。
 まずは以下の仕様にて、始めたいと存じます。ご希望の方はよろしくお手続き及び参加をお願い申し上げます。この仕様は基本的に修正・改善を前提としています。

web「例会」開催の手順(随時変更を含みます。)

1 2月例会をweb「例会」として開催します。扱いは試行です。試行と言う意味は解決出来ていない問題を内包する可能性があり、参加者に許容をお願いすると言う意味になります。
2 参加ご希望の方は、本ホームページのメニュー「HOME」以下にあるweb「例会」専用お問合せフォームから、参加のご意思とお名前とメールアドレスをお知らせください。条件を満たさない場合は、その内容をお知らせします。
3 本web「例会」は会員限定とします。会員は、所定の会費を納めている必要があります。メールアドレスに紐づけ作業が必要なため、例会前々日を締め切り日とします。メーリングリストを作成しBCCでお知らせします。
4 3月以降の例会・読書会の開催方法は未定です。web「読書会」については、時期が来ましたら内容を決定します。読書会は例会と態様が異なるため、別途のメーリングリストを作成する予定です。
5 システムはZoom会議をベースとする予定です。
6 講演者は一名の予定です。構 大樹氏を予定しています。内容は追ってお知らせします。
7 質疑応答も試行する予定です。
8 参加者には回線の金銭的負担が発生します。特にWiFi(自宅等で使用する専用のネット回線)以外の電話回線やスマホなどの場合、予想外の金額になる可能性もありますのでご注意ください。
9 本web「例会」を原因とした損害が生じても会は責任を負いません。
10 個人情報は、今までどおり、本会の運営目的以外には使用しません。
11 事務処理が追いつかない程の申込み数は想定していませんので、対応は可能と考えています。
12 実施にあたり、例会担当がweb「例会」のコントロールに当たります。
 それではよろしくお願い申し上げます。

1月短歌読書会(順延とします。)

開催日 08.gif令和3年1月9日(土) 開場 08.gif13:00
会場 08.gif氷川区民会館 開会 08.gif13:30終了予定16:45

※ 読書会順延(実質の中止)のご案内
 宮沢賢治研究会の読書会等については、可能な限り開催することで状況を見ておりましたが、このところの都下及び近県の感染者数の急激な増加傾向その他を総合的に判断し、残念ながら順延とすることに決定いたしました。(1月8日6時記載)なお、以下の過去の記事は経過を示す意味でそのまま掲載しておきます。

過去記事
※ 現在、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言発出が検討されており、読書会会場として使用している渋谷区の公共施設が感染防止のため休館となれば、読書会は順延(中止)となります。その場合には、速やかにお知らせいたします。なお、読書会に参加される方は、念のため、当日、会場の氷川区民会館(電話03-3409-1195)に確認してからお越しいただければと存じます(1月6日記載)。
※ 午後時間の開催です。昨年10月開催の総会で、夜時間の開催をなくし、すべて午後時間の開催としています。

書簡中の短歌 16208.gif 「かすみたる眼あぐれば碧々と流れ来れるまひるの峡流。」からです。担当は大角さんです。

 参考:厚労省HP

12月第310回例会のご案内


開催日 08.gif 令和2年12月5日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif渋谷区千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 13:30 終了予定16:45
会場整理費 08.gif 500円

※ 午後時間の開催です。10月に開催した総会で、宮沢賢治研究会の例会開催時間帯は全て午後時間開催とすることになりました。

※ 
12月の例会は、現在のところ開催の予定ではありますが、新型コロナウイルスの都の感染者数が、ここへ来て第三波と呼べるくらいに増加傾向を示し、対応する施策についても有効に打てている状況とは言えません。今後の状況(公共施設の閉鎖なども含む)により、開催出来ない可能性もあります。状況が変わった時の案内は、逐一このホームページで行いますので、ご参加の折は確認をお願いします。

例会会場では、手指消毒剤の用意、換気、個人間の離隔距離の確保など、感染防止対策を行います。参加される方は、来館前の検温・体調の確認、マスクの着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。

発表者と演題
(前半)08.gif  加藤 碵一(かとうひろかず)氏

宮沢賢治における「象」攷
 -地文学の観点から- 

 明治~大正期には、数多くの「〇象」という語彙が今以上に用いられていたことをご存じでしょうか。賢治作品にもあまりにも有名な「心象」を始めとして「現象」「気象」「光象」「風象」「景象」「物象」「万象」「印象」などが登場しますが、それらに属する具体的な語彙・用語は、はるかに数多く作品に出てきます(一部死語化)。当時「地文学」を始め著しく発展した関連諸学問と先行研究を踏まえて検討したいと思います。
. 象」概論:「外的象」「内的象」
.天象・宇宙:天球・銀河・太陽系
 ◆「銀河系の玲瓏レンズ」◆「宇宙塵」  
.地象・地圏:地文学・地球物理学・土壌学
 ◆「みかげの胃」◆地殻・マントル
Ⅳ.水象・水圏:水文学・海洋学
 ◆海蝕台地◆タスカローラ◆海潚◆パシフィック
Ⅴ.気象・気圏
 ◆「天気輪の柱」◆極光
 (産業技術総合研究所名誉リサーチャー・会員)

プロジェクター使用=有り(型番) スピーカー使用=無し


 (後半)08.gif  鎌田 東二(かまたとうじ)氏

野の科学と宗教~宮沢賢治と南方熊楠

 新型コロナウイルスの感染拡大により、社会全体に大きな変化が起きています。100年以上前、このような事態に警鐘を鳴らし、準備をしていたのが、野の科学をもとに、独自の道を探究した宮沢賢治と南方熊楠だったと思います。その二人の「MK」の生態智に満ちたメッセージを聴いてみたいと考えます。
 参考文献:『宗教と霊性』(角川選書、1995年)、『エッジの思想』『翁童のコスモロジー』(ともに新曜社、2000年)、『南方熊楠と宮沢賢治』(平凡社新書、2020年)
 (京都大学名誉教授・宗教学)

プロジェクター使用=有り(型番) スピーカー使用=無し

11月短歌読書会

開催日 08.gif令和2年11月7日(土) 開場 08.gif13:00
会場 08.gif千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif13:30終了予定16:45

※ 午後時間の開催です。昨年10月開催の総会で、夜時間の開催をなくし、すべて午後時間の開催としています。

書簡中の短歌 14108.gif 「ぎこちな〔き〕独文典もきり降ればなつかしさあり八月のそら。」からです。担当は山崎さんです。

 参考:厚労省HP

10月第309回例会のご案内


開催日 08.gif 令和2年10月3日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif渋谷区勤労福祉会館 開会 08.gif 13:30 終了予定16:45
会場整理費 08.gif 500円

※ 午後時間の開催です。10月は本来夜の時間帯で開催していますが、今回は午後の時間帯の開催です。
※ 
新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあることなどを踏まえ、10月例会は、開催することとしました。例会会場では、手指消毒剤の用意、換気、個人間の離隔距離の確保など、感染防止対策を行います。参加される方は、来館前の検温・体調の確認、マスクの着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。

発表者と演題
(前半)08.gif  外山  正(とやまただし)氏
高校生の私に会いに行く
  ―イーハトーブタイムカプセル―

 「距離」と言う概念では、その大小であるところの「遠い」「近い」の感覚は、一つには実際にかかる「移動時間」で判断されるのだろうと思う。徒歩から始まり、交通機関を利用する場合の違いもある。移動において「風景」が「心持ち」をリフレッシュしてくれる効能がある。それを特化した行動には、たとえば「旅行」がある。筆者は、昭和47年(1972年)の春、高校二年から三年になる春休みに、初めてイーハトーブに足を踏み入れた。その時の写真は(自分で言うのも変であるが)長く不明になっていたのだが最近思わぬところからカビの生えたネガとして出現した。
 と言うことは、移動の概念に加えて、48年≓約半世紀という時間の経過が要素に加わったことになる。これをどの様に「解釈」できるか。多分に私的な内容なので、一般向けの価値として?(はてな)が付くところであるが、半世紀の風雨はその余計な部分を洗い落とし、本質を見せてくれるのではないかと思っている。すくなくとも二つくらいは面白い話題を提供出来ると思う。画像のカビはひととおり除去した。
 (参与)

プロジェクター使用=有り(型番) スピーカー使用=無し


 総 会


(後半)08.gif  鈴木 健司(すずきけんじ)氏
「難破船」はどこからどこへ航海していたのか
  ―「パシフィックの謎」を考える―

 「銀河鉄道の夜」の一場面、ジョバンニの「(あヽ、その大きな海はパシフィックといふのではなかったらうか。-略-)」には、なぜアトランティックでなくパシフィックと記されたのかという謎がある。その謎に関し、今福龍太氏の『宮沢賢治デクノボーの叡知』(2019)には、三つの解釈の可能性が提示されている。今回の発表はそれらを吟味することから始め、四つ目の解釈を提示したいと考える。それは、キリスト教的表象の底に沈められている仏教の問題、さらには、第三の宗教の問題を考えることで見えてくる解釈である。「銀河鉄道の夜」というテクストには、誤読を誘発させる仕掛けがあるように思う。読者の中で難破船の航路と銀河鉄道の路線が重なっていき、両義性をもつように作られているのではないか。「難破船」はテクストの両義性のなかで、アメリカとともに日本にも向かっているという読みを展開したい。
 (文教大学文学部教授・会員)