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宮沢賢治研究会

12月第301回例会のご案内

 

開催日 08.gif 平成30年12月1日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif渋谷区氷川区民会館 開会 08.gif 13:30 終了予定16:30
会場整理費 08.gif 500円

※ 午後時間の開催です。

発表者と演題
(前半)08.gif  岡村 民夫(おかむらたみお)氏
 宮沢賢治と活動写真

 宮沢賢治における映画の影響を考える場合、ともすれば忘れられがちなのは、彼の生前における映画(活動写真)の興行形態・受容形態が現在のそれらと非常に異なっていたという側面である。本発表では、花巻・盛岡の映画上映のあり方、幻燈・ジオラマ・演劇等の隣接メディア、弁士や学士の存在に注意を払いながら、「雪渡り」、「〔冬のスケツチ〕」、「セロ弾きのゴーシュ」、「双子の星」、「グスコーブドリの伝記」、「銀河鉄道の夜」等を再検討したい。同世代の作家・稲垣足穂の映画経験との比較を通し、フランスの初期ファンタジー映画が賢治文学に大きな痕跡を残したする仮説を呈示することにもなる。また、ゴーシュのモデルをめぐる新説も呈示する。
(会員、宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員、表象文化論学会会員、法政大学教授)


(後半)08.gif  伊藤 卓美(いとうたくみ)氏
 賢治の“光”の“色”を考える
  - 水彩画を再現してみて - 

 校本全集には、賢治の描いた水彩画が6点記録されている。
 カラー写真で掲載されているが、その中の「月夜のでんしんばしら」(仮名)・「竜巻の絵」(仮名)の2点が“戦災での焼失により現存せず。原画のモノクローム写真が残されていたものに、宮沢清六氏の監修によって彩色したもの”となっていた。
 白黒の写真の上に色を付けたようなので、暗い絵で、他の水彩画と異質なものだった。注釈を読まなかった人には「賢治はこんな暗い絵を描く人だった」と云うイメージを与えるのではと、私は危惧していた。
 賢治の童話には、透明感のある“色”の表現が多用されているので、実際の賢治の「色感」はどうだったのだろうかと、水彩画を検証、その再現を試みてみた。
(会員、木版画家)

プロジェクター使用=あり(型番)

11月短歌読書会

 

開催日 08.gif 平成30年11月3日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 13:30終了予定16:30

※ 午後時間の開催です。

歌稿B 法隆寺 短歌番号78708.gif摂政と現じたまへば十七ののりいかめしく国そだてます。からです。担当は須長さんです。

10月 東京バスハイク 賢治の足跡―東京の今と昔―

 

 

 

  開催日 08.gif 平成30年10月7日(日)
  参加費 08.gif 3,000円


※ お陰様で49名の参加申込みをいただきました。大変ありがとうございました。

  追加申込みは締め切ります(9月29日)

賢治の足跡 ―東京の今と昔―

 宮沢賢治研究会では例会回数が300回となったことから記念行事として イーハトーブ修学旅行バスハイク 賢治の足跡 東京の今と昔(日帰りのバス旅行)を計画しました。研究会の旅行はどこへ行っても「イーハトーブ修学旅行」であり、行き先は岩手とは限りません。
 日程は10月7日(日)一日です。既に当初設定した締め切り日を過ぎていますが、9月4日現在で定員50名(バス一台)に対して若干の空きがあります。
 ご希望の方は、本ホームページのお問合せページからお申し込み下さい。ご照会でも結構です
 詳細は添付の申込書pdfをご確認下さい。


 宮沢賢治は、生涯で9回、東京を訪れており、東京での体験は、賢治の作品や人生に大きな影響を与えています。宮沢賢治研究会では、平成15年に大島、平成23年に上野・浅草の修学旅行を実施しましたが、それ以外の東京のゆかりの地を訪ねる旅行は、平成10年のバスハイク「賢治ゆかりの東京」以来で、20年ぶりとなります。
 東京の賢治ゆかりの地は、賢治が訪れたころとは情景が大きく変わっており、20年前のバスハイクのときと比べても、ずいぶん、様変わりしています。当時の建物が残っていたり、碑が建てられているような場所は少なく、ただのビルで、言われなければ賢治との関係など分からないようなところも多くあります。しかし、そういう場所を訪れ、賢治が歩いた当時を偲びながら、賢治の足跡を確認し語り伝えていくことも、意義のあることだと思っています。
 ぜひ、お誘い合わせの上ご参加下さい。

9月短歌読書会

 
開催日 08.gif 平成30年9月1日(土) 開場 08.gif 17:30
会場 08.gif千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 18:00終了予定20:45
※ 夜時間の開催です。
歌稿B 大正十年四月 比叡 根本中堂 短歌番号77508.gifねがわくは 妙法如来正徧知 大師のみ旨成らしめたまへ」からです。担当は相原さんです。

8月第300回例会のご案内

 

開催日 08.gif 平成30年8月4日(土) 開場 08.gif 17:30
会場 08.gif渋谷区千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 18:00 終了予定21:00
会場整理費 08.gif 500円

※ 夜時間の開催です。

発表者と演題
(前半)08.gif  正木 晃(まさきあきら)氏
 宮澤賢治の法華経信仰

 先年、国際日本文化研究センターで宮澤賢治を対象とする研究会が開催された折、痛感したことがあった。賢治研究者の伝統仏教に関する知見が、きわめて乏しかったのである。とりわけ賢治が帰依していた法華経については絶望的なほど無知であった。それどころか、代表的な研究者の中にも、あえて無視しようとするかのような態度が見られた。今回の発表では、これらの事実をふまえて、賢治の法華経信仰について述べたい。
(宗教学者)


(後半)08.gif  杉浦 静(すぎうらしずか)氏
 大正一〇年の〈東京〉体験
―「「東京」ノート」の短歌・スケッチ・散文から考える 

 「「東京」ノート」中の「〔東京〕」の章は、「歌稿〔B〕」や失われた〈東京のスケッチ〉とも呼ぶべきスケッチ集から抜き出された(と推定される)短歌連作及び短唱(スケッチ)からなっている。このうちの「一九二一年一月より八月に至るうち」の中には、題材の日時がほぼ特定できるものがいくつかある。それらから、この章は書かれた日付順に並んでいると推測される。この章に並ぶスケッチのうち、タイトルの付されているのは「公衆食堂(須田町)」と「孔雀」の二篇のみである。章末に断片的に記された「◎図書館(ダールケ博士)」「◎床屋の弟子とイデア界」「◎」は、この章に入れるはずであった散文作品のタイトルと推測され、それぞれ〈初期短篇綴等〉の「ダルゲ」「床屋」「電車」が対応していると思われる。今回の発表では、これらの複数のジャンルのテクストに表象された、賢治のこの時の〈東京〉体験の意義をあらためて考えてみたい。
(会員、大妻女子大学教授)

プロジェクター使用=あり(型番)